蒙古斑は、人が生まれた時にできるあざの一種

生まれたての赤ちゃんにできる事がほとんどである蒙古斑。

この蒙古斑、小さい子にできる事は有名ですが、それ以外の知識はあまり聞かない、という人も多いかと思います。

小さい頃に消えてしまうのがほとんどですが、場合によっては治療を行うケースもあるのです。

蒙古斑についての基礎的な知識をご紹介します。

蒙古斑とはそもそもどんなもの?

蒙古斑とは、生まれたての赤ちゃんのお尻や腰にできるあざの一種で、多くの場合は小学校に上がるまでに消えてしまう事がほとんどです。

これは、お腹の中の赤ちゃんが人の形になっていく過程で、皮膚の奥にあったメラノサイトという細胞が表面に出てくる為に起こります。

メラノサイトは、皮膚を紫外線から守る為にある細胞で、肌が黒くなる原因であるメラニンを作りだします。

メラニンが紫外線に反応する事で肌を紫外線から守る事が出来るのです。

肌が黒くなる為、女性の中にはメラニンやメラノサイトの存在をよくは思っていない方もいるようですが、紫外線から身を守る為にはとても重要な細胞です。

このメラノサイトが反応すると肌が黒くなります。

蒙古斑は、このメラノサイトが皮膚の奥から表面に移る過程の刺激により反応し、メラニンを生成する為にできるあざなのです。

蒙古斑が出来やすい人

蒙古斑の「蒙古」はモンゴルの事を指しており、この事から分かるようにモンゴル人や日本人といった、アジア系の黄色人種の人に良く出ます。

次にヒスパニック系の人に多く出ます。

ヨーロッパではあまり見られない上に、見た目は青あざにそっくりですから、ヨーロッパやアメリカ等では、蒙古斑から虐待を疑われてしまう事もあるそうです。

赤ちゃんを連れて外国に行く場合等は注意が必要です。

生まれによって違いのある蒙古斑ですが、男女の差はそれほどでもなく、男女ともに同じ位の人が生まれた時に蒙古斑を持って生まれてきます。

蒙古斑の種類

蒙古斑にはできる場所によって種類があります。

多くの場合はお尻や腰の周りにできる物ですが、中には他の部位にできる場合もあります。

それぞれ詳しく説明していきます。

蒙古斑

腰やお尻にできる普通の蒙古斑です。

日本の赤ちゃんによくできる青あざの様なもので、痛みはありません。

大体小学校に通うようになるまでに消えてしまいます。

特にケアが必要な物ではありませんから、安心して見守るようにして下さい。

もし、蒙古斑の範囲が広くて洋服でも隠し切れない規模の場合は医師の指示を仰ぐようにして下さい。

異所性蒙古斑

お尻や腰、背中等の蒙古斑が出やすい場所以外にも、蒙古斑は出る事があります。

四肢に出た蒙古斑の事を異所性蒙古斑と言います。

基本的には普通の蒙古斑と変わりませんが、腕や足に蒙古斑が出るので衣服等で隠すのが難しい場合があります。

また、普通の蒙古斑よりも残るケースもあり、小学生になっても残っている事もあります。

その為、隠しにくい部位に出たケースではレーザーによる治療を行う事もあります。

蒙古斑をレーザー治療する場合、多くが自由診療ですが異所性蒙古斑の場合は保険証が使える場合もあります。

蒙古斑が目立つ部位に出来てしまった時は、医師に相談すれば治療について詳しい話を聞く事が出来る他、皮膚科等に診断書を書いてもらう事も可能です。

蒙古斑がなかなか消えない場合

蒙古斑は大抵小学校に上がる事には消えていきますが、場合によっては小学生になっても残っている事もあります。

蒙古斑かと思ったら別の症状だったという事もありますので、小学生になっても消えない場合は、医師の診察を受ける事をおすすめします。

こちらでいくつかのケースを紹介するので、判断の参考として活用して下さい。

持続性蒙古斑

蒙古斑は大体が小学生になるまでに、それ以降でも10歳前後までに消えてしまう事が多いですが、まれに大人になっても蒙古斑が消えない場合があります。

これが持続性蒙古斑です。

お尻や腰にできる蒙古斑よりも、他の部位にできる異所性蒙古斑の方が残りやすい為、大人になっても残ってしまうケースもあります。

目立つ部位にある場合や、大人になっても蒙古斑が残っている場合は、レーザーによる治療を行う事もあります。

この場合、皮膚科の医師に相談する事をおすすめします。

青色母斑(せいしょくぼはん)

青色母斑はほくろの一種で、名前にもあるように普通のほくろよりも青味を帯びています。

小さい物が多いですが、中には大きく、範囲の広い物もあります。

赤ちゃんや幼児の頃に、蒙古斑が出来る位置にできると見分けがつきにくい為、発見が遅れる事もあります。

1㎝以上大きい青色母斑は悪化するケースもありますので、少しでもおかしいと思ったら皮膚科医の診察を受けて下さい。

蒙古斑都の見分け方として、触ると皮膚が固く少し盛り上がっている事があげられます。

これは、青色母斑が出来る原因が関係しています。

本来皮膚の表面にあるメラノサイトが何らかの原因で皮膚の奥にあると、青色母斑となります。

メラノサイトの増殖により、青色母斑のある場所は他の皮膚と触り心地が違うのです。

小さい物なら、基本的に問題はありませんがサイズや範囲が大きい場合は悪化を防ぐ為にできるだけ早く医師の診察を受けるようにして下さい。

蒙古斑の特徴を覚えて、適切な対応をしよう

蒙古斑は基本的に放っておいてもいつかは治癒してしまう症状です。

しかし、お尻や腰以外に蒙古斑が出た場合や、蒙古斑とは違った症状が出ている可能性がある場合は、医師の診察を受ける必要があります。

普段から蒙古斑の特徴を抑えて、適切な判断をするようにしましょう。

参考URL

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%92%99%E5%8F%A4%E6%96%91
http://www.skincare-univ.com/article/000626/
https://mizuhoclinic.jp/menu/dermatology/aza/ao/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%8B%E3%83%B3
http://www.jsprs.or.jp/member/disease/nevus/nevus_04.html
https://medical.yahoo.co.jp/katei/241614000/?disid=241614000