毛巣洞はお尻の辺りにできる炎症に一つ

お尻の肛門周辺に起きる炎症の一つに、毛巣洞というものがあります。

お尻の仙骨や尾骨の辺りに、毛や膿が溜まってしまい炎症を起こす病気です。

肛門に近い場所にできるため、痔と勘違いする人が多い病気でもあります。

そこで、毛巣洞と痔との違い、治療の仕方などについて取り上げます。

毛巣洞とはどのような病気か

まずは、毛巣洞というものがどの様な物か説明していきます。

痔との違いについても触れていくので、自分で症状を確認する時に役立てて下さい。

毛巣洞は患部を切開して治す病気なので、毛巣洞が疑われる場合は医師の診察を受けて下さい。

毛巣洞の症状

毛巣洞は、お尻の割れ目の始まり、仙骨や尾骨のある部分にできる物です。

お尻の割れ目の辺りに、できものが出来る病気です。

このできものは何らかの原因により、お尻の周りにある体毛が皮膚の下に入り込んで巣の様に溜まり込む事で出来てしまいます。

その為、できものの中には体毛や膿が詰まっており、病名もそこから来ています。

体毛が皮膚の下に入り込んでしまう原因は2つあり、先天性の物と後天性の2つの原因が考えられます。

1つは先天性の物で、受精卵から胎児になる過程で、毛を作り出す細胞の元が何らかの原因で皮膚の下に入り込んでしまった場合です。

もう一つの後天性の場合は、様々な原因で毛穴の中に体毛が埋まってしまう事で起きます。

毛巣洞にかかりやすい人

毛巣洞は毛深い人や肥満気味の人、車の運転等で長時間座り続ける事がある人が良くかかる病気です。

アメリカではジープに乗る人に多い病気のために「ジープ病」とも呼ばれています。

毛深い男性に多く、男性ホルモンが活発になる頃に発症する人が多いです。

女性よりも男性、特に毛深い人に良くできるできものです。

毛巣洞の症状

先程も少し触れましたが、毛巣洞はお尻の割れ目が始まるあたり、腰とお尻の境目にできものが出来ます。

固くて激しい痛みを伴うおできの様なものが出来ます。

おできから時々膿や血が出る事もあり、おでき以外では発熱の症状が出る事もあります。

痔と間違われやすいできものですが、肛門とは違う位置にできるのでそれによって区別をつける事が出来ます。

放置していると細菌が繁殖し、膿皮症等の病気に変化する事もあります。

毛巣洞は医師による切開でないと治療する事が出来ませんので、毛巣洞が少しでも疑われる場合は医師の診察を受けて下さい。

毛巣洞を治療できる診療科

毛巣洞は肛門の近くにできるできものなので、肛門外科で見てもらう事が出来ます。

また、皮膚の下に毛が入り込んでできるできものですから、皮膚科や形成外科でも見てもらえる事があります。

この他、外科でも見てもらえる事がありますが、病院にも得意な治療とそうでない治療があります。

どの診療科にかかる場合でも、毛巣洞の様な症状が出ている事、もし毛巣洞だった場合は治療が出来るか等を、病院に確認してから行くようにすると安心です。

毛巣洞の状態や治療の仕方によっては他の病院を紹介されるケースもあります。

毛巣洞の治療について

毛巣洞の治療では、まず毛巣洞の状態を確認する事から始められます。

問診や場合によってはエコーやCT等で、毛巣洞の大きさや膿や毛の溜まり具合を確認します。

毛巣洞は基本的に、手術をして中の膿や毛、毛巣洞そのものを取り除く治療を行っていきます。

ごく軽度の物なら抗生物質の飲み薬や塗り薬で治す事も出来ますが、多くの場合は手術で直していきます。

手術は2種類の手術があり、毛巣洞を切開して中の膿等を取り出すタイプと、毛巣洞そのものを取り除くタイプです。

膿を取り出すタイプの手術なら日帰りで治す事も出来ますが、毛巣洞そのものを取り除くタイプの手術だと、1週間程度の入院が必要です。

その為、後者の手術が必要な場合は入院施設のある病院への紹介をされる場合もあります。

どちらのタイプの手術でも、再発する可能性の高さや手術後の傷が治りにくい為、患部の周りにある毛を除毛する必要や、傷口の縫合やガーゼの交換等の処置が必要です。

しばらく病院に通う状態になる事が多いです。

毛巣洞は悪化すると他の病気に変化する事もありますので、できるだけ早く医師の治療を受けるようにして下さい。

毛巣洞かな?と思ったら、できるだけ早く治療を受けよう

毛巣洞は痔と間違われやすい病気ですが、よく観察してみると痔とは違う特徴があります。

少しでも毛巣洞の可能性が疑われる場合は、できるだけ早く医師の診察を受けるようにしましょう。

事前にネットで毛巣洞の治療が出来る所を探し、電話にて治療について確認しておくとよりスムーズに治療を受ける事が出来ます。

場合によっては入院も考えられる病気なので、治療にかかるお金についても確認しておくと安心です。

放置していると悪化してしまうので、できるだけ早く病院での治療を受けるようにして下さいね。

参考URL

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%9B%E5%B7%A3%E6%B4%9E
https://health.goo.ne.jp/medical/10H21400
http://www.hospital.japanpost.jp/tokyo/shinryo/keisei/mousoudo.html