おできには市販薬が効くものと効かないものがある

ニキビや吹き出物等のおできが出来た時、市販薬を使って治す人が大半かと思います。

しかし、おできと一口に言っても様々な種類があります。

中には医師の治療が必要な物もあるのです。

おできに市販薬を使う前に、おできがどのような物か見極める必要があります。

おできの種類と見分け方、有効な市販薬の見分け方について紹介します。

おできの種類と見分け方

おできの中には市販薬では治せないおできも存在します。

こうしたおできに市販薬を使用していても治らないばかりか、そのまま放っておくと悪化する事もあります。

まずは自分に出来ているおできの種類をある程度見極める必要があります。

おできの主な種類について紹介するので、おできの種類を見分ける時の参考にして下さい。

ニキビ・吹き出物

顔を中心にできる事が多いおできです。

顔以外では首や胸、背中やお尻にできる事もあります。

白や黄色、赤色等のできものができ、痛みを持つこともあります。

白や黒色の物は毛穴に皮脂や老廃物が詰まった為に出来たニキビである事が多いです。

黄色や赤色に炎症を起こしたものは、上の皮脂が詰まった毛穴の中で細菌が炎症を起こした事が原因です。

市販薬でも治す事が可能なおできですが、できるだけ清潔に、刺激を与えないようにする事が大切です。

気になるからと言って頻繁に手で触れたりしていると、悪化してしまう事もあります。

薬を使用する時は、殺菌作用があるタイプやニキビ・吹き出物専用の薬が効果的です。

せつ・よう

せつは一つの毛穴の中にある毛根に黄色ブドウ球菌が入り込んで炎症を起こした状態の事を指します。

軽度の物は毛嚢炎(もうのうえん)とも呼ばれます。

せつは皮膚が炎症を起こした毛穴を中心に盛り上がり、赤く炎症を起こしています。

痛みと一緒に熱を持つのが特徴です。

ようは複数の毛穴に細菌が入り込んで起こるもので、せつより大きい物が多いです。

赤身や痛みもせつよりも大きいのが特徴です。

放っておけば膿が出て自然に治る事もありますが、重度の場合は病院で膿を出す処置をしてもらう必要があります。

放置していると悪化して発熱や倦怠感といったほかの症状が出る事もあります。

軽度の物なら、化膿止め成分が入った市販薬でも治る事がありますが、重症化したものは医師の診察が必要です。

薬を塗りながら様子を見て、どうしても治らないようなら皮膚科での治療を受けるようにして下さい。

粉瘤

ニキビと間違えられやすいのが、この粉瘤(ふんりゅう)です。

粉瘤は良性の腫瘍で、外側から見ると黒い毛穴を中心に皮膚が盛り上がっているように見えます。

粉瘤は毛穴の中に袋状の皮膚が出来てしまい、これが角質や皮脂を生み出し続ける為にどんどん大きくなっていきます。

ニキビに似ている為、ニキビと勘違いしがちですが、同じ場所に何度もできる、放置していると大きくなっていくという特徴から見分けがつきます。

粉瘤は自分で治す事が出来ません。

粉瘤の可能性があるおできが出来たら、市販薬に頼らずに皮膚科での診察を受けるようにして下さい。

悪化すると細菌が粉瘤に入り込んで炎症を起こす事もあります。

出来るだけ症状が軽い内の方が治療の負担も軽い為、放置せずに医師の診察を受けるようにして下さい。

おできに有効な市販薬の選び方

次に、おできに有効な市販薬を選ぶ際に、チェックしておくべき項目についてご紹介します。

ドラッグストアで市販薬を購入する時は、自分のおできに合わせた成分が入っている物を選ぶ必要があります。

紹介したおできの中の、ニキビや吹き出物、軽症のせつ・ように効果のある市販薬の選び方を紹介します。

ニキビ・吹き出物に効果のある市販薬

ニキビや吹き出物には、専用の市販薬が販売されています。

こうした専用の市販薬にはニキビの元となるアクネ菌を殺菌する成分や、炎症を抑える抗炎症作用のある成分が含まれています。

この他、毛穴に皮脂が詰まっている状態を改善してくれるイオウが入っている物もあります。

胸や背中といった広範囲にできるニキビや小さなぷつぷつがたくさんできるタイプのニキビもあります。

これはアクネ菌と違う細菌が原因で、マラセチア菌をはじめとしたカビ菌が原因で起きているタイプのニキビで、殺菌作用のある市販薬が効果的です。

このタイプのニキビや吹き出物には、広範囲に広がる事が多いので、量の多い塗り薬タイプの市販薬が使いやすいです。

ニキビや吹き出物の状態をよく見て、効果的な市販薬を選ぶようにして下さい。

毛嚢炎やせつに効果的な市販薬の選び方

毛嚢炎やせつには、化膿止めや抗生物質が配合された市販薬が効果的です。

毛嚢炎やせつの炎症は毛穴の中に黄色ブドウ球菌が入り込んだ為に起きているので、この黄色ブドウ球菌に効果のある市販薬が有効になります。

塗り薬の他にも内服薬もあり、皮膚科にかかると塗り薬と内服薬の抗生物質を処方される事が多いです。

軽度の物なら市販薬でも効果はありますが、よりきれいに確実に治したければ皮膚科での診察が確実です。

軽度でもまれに悪化する事もありますから、薬を使用していて効果を感じない場合は速やかに皮膚科での診察を受けて下さい。

おできの種類を見極めて、効果的な市販薬を使用しよう

おできには色々な種類があります。

その中には皮膚科での治療が必要な物もあります。

市販薬を使用できるおできでも、おできの種類によって市販薬を使い分ける必要があります。

おできの種類をしっかりと見極めて、効果的な市販薬を使用するようにして下さい。

おできの判断に不安がある場合や、より確実に治療をしたい場合は、皮膚科での相談をおすすめします。