尾骨骨折とは

骨盤の中心部分にある尾てい骨のことを「尾骨」と呼びます。

尾骨は人間が猿から進化した名残とも言われており、今の人間の身体には不要に感じるかもしれませんが、尾骨は骨盤のバランスを取るためには必要な骨だと言われています。

しかしこの尾骨は、転倒した際に強く尻もちなどをつくことにより尾骨を骨折してしまうことがあるので、注意しておかなければなりません。

尾骨骨折した場合には症状として動く際にはもちろんのこと、くしゃみなどでも尾骨に響き強い痛みが起こります。

しかし尾骨骨折は仰向けに寝ることもできず、排便時にも困ってしまいますよね。

このような症状には個人差がありますが、主に尾骨骨折はどのような症状があり、対処法など分からない人も少なくありません。

そのため早く治すためにも、尾骨骨折について今回は詳しく解説していきますので是非参考にしてみて下さい。

尾骨骨折してしまう原因

尾骨の痛みは特徴的で、主に2種類の痛みがあります。

これらは腰にかけて痛くなる場合と歩いているときなどに痛みが起こる場合に分けることができますが、前者の腰にかけて痛みが起こるとクッションを使用して座ってもお尻に痛みが走ってしまうのが特徴です。

しかし尾骨骨折した際には、歩くことも座ることも困難になるほどの痛みにどうしても襲われてしまいます。

そんな尾骨骨折をしてしまう原因は

  • 転倒でした際に尾骨の強打
  • スケートやスノーボード
  • 尻もち

などの何らかの衝撃を尾てい骨がピンポイントに受けることで、尾骨骨折をしてしまいます。

尾骨骨折を早く治すための対処法

もし尾骨骨折をしてしまったら、基本安静にすることが大切です。

尾骨部分はギブスなどで固定をすることが難しいため、骨折部分が接合するまで安静にしておきましょう。

また動くたびに痛みがあるので、楽な姿勢で安静にしていることが1番の治療法です。

血行促進のためにマッサージ

安静に寝転がっているとやはり血行も悪くなりがちなので、家族が尾骨骨折をしていたら、優しく痛くない力でマッサージをしてあげると良いでしょう。

その他にも尾てい骨周辺は尾骨骨折した部分を修復するためにフルで活動しているため、マッサージしてあげることがおすすめです。

さらにマッサージで血流が良くなることで、組織の回復力が高まります。

しかし骨折部位に近すぎる場所をマッサージしてしまうと痛むので、注意しておきましょう。

骨盤矯正ベルト

尾骨骨折をしたときは、ギブスをすることが難しいので骨盤矯正ベルトで固定してギブス代わりにすることをおすすめします。

また女性の場合は産後の尾骨の痛みに骨盤矯正ベルトを使用すると、痛みを改善することができます。

お風呂で温まる

自宅で安静にしているときは、お風呂の温度を38~40℃くらいにしてゆっくり浸かり身体を芯から温めることがおすすめです。

お風呂に入ることで尾骨の痛みを緩和することができ、血行が良くなることで修復力も向上します。

しかし長時間のお入浴は心臓に負担がかかってしまうため、ゆっくり入りたいときは、お湯を少なめにして半身浴をするのも良いでしょう。

尾骨骨折すると後遺症があるの?

尾骨骨折で考えられる後遺症は、排便障害や神経障害です。

これらがどのようなものか、分からない人もいるかと思いますので詳しく説明していきます。

排便障害とは

尾骨骨折前と違い、排便時に便が出しにくい状態になっていると排便障害が起こっている可能性があります。

骨折した尾骨が曲がってしまうことで、排便がしにくくなっているため、尾骨骨折をされた方は後遺症と考えて良いでしょう。

しかし症状が軽い場合は手術すること無く、接骨院などで肛門から指を入れ治療する方法で改善していくことができます。

ですが尾骨が曲がって肛門を圧迫した状態になっていると、手術で改善する必要があります。

排便障害の主な症状は

  • お腹に便が溜まり張ってくる
  • いきむときに力が入らない
  • 便秘状態になる
  • コロコロとした便が出る

などの症状が起こります。

神経障害とは

神経障害は階段などから落ちるなどの打撲によって尾骨骨折した際に、打撲の後遺症として残る障害です。

この神経障害は、筋肉や皮膚の麻痺が原因になっています。

神経の主な症状は

  • 尾骨付近の筋肉が鈍くなる
  • 仙骨辺りの麻痺
  • ピリピリとした痛み

などが起こり、皮が剥がれるような痛みが起こります。

尾骨骨折での激しい痛みを抑えるために

尾骨骨折をしてしまうと完治するまでに、人によって数週間から数ヶ月かかります。

その間に尾骨に激しい痛みがあり、眠れない日もあるかと思います。

痛みを緩和するためには、骨盤矯正ベルトを使用してきつく締めることがおすすめですが、食事療法も行うとより早い回復に効果を期待することができます。

特に骨の結合に効果のある得支分は、カルシウム、たんぱく質、ビタミンk,ビタミンDが良いと言われています。

よってこれらの成分を豊富に含む食材を使用し、バランスの良い食事を心がけることが大切です。

また大豆類や小魚などを多めに摂取するのも良いですが、海藻類に含まれるミネラルも骨の結合に効果的です。

しかし乳製品のカルシウムは、体内で分解することができないため、控えておくようにしておきましょう。