肛門からの出血について

皆さんはトイレでの排便後にトイレットペーパーに血が付いていたりなど、急な肛門から出血に驚いた経験はないでしょうか。

肛門から出血の起こる病気はさまざまなものが考えられますが、その中でも痔よる肛門から出血は起こる人は年々増加傾向にあるのです。

そもそも肛門とは、直腸の先の細くなっている部分の直腸粘膜とお尻の皮膚が繋がっている部分のことを言います。

また直腸粘膜とお尻の皮膚の境目を歯状線と言い、痔はこの直腸粘膜部分からお尻の皮膚に起こりやすく、歯状線から上の直腸粘膜は神経が通っていないので痛みを感じることがありません。

しかし皮膚の部分に痔ができた場合には、神経が通っているため痛みを感じてしまいます。

そしてこのような痔になる原因は、日頃の食生活の乱れも関係してきます。

その他にも下痢や便秘なども痔を引き起こす原因になり、肛門から出血する痔を防ぐためにも原因など詳しく知っておくことが大切です。

肛門から出血する痔の種類とは

痔にも種類があることは知っている人もいるかと思いますが、いぼ痔や切れ痔など以外にも痔の種類はまだ存在しています。

いぼ痔

いぼ痔は排便時のいきみで、肛門に負担がかかり起こってしまいます。

また肛門にできるいぼ痔は、内痔核と外痔核があり、以下のような特性があるので注意しておきましょう。

内痔核

内痔核は肛門の中にいぼができるため大した痛みがありませんが、肛門から出血することが多く、特に排便時にいきむことで多く出血してしまいます。

外痔核

外痔核は肛門付近にいぼができ、触るといぼを確認することができます。

内痔核と違い痛みが強く、排便時に肛門から出血が起こります。

切れ痔

切れ痔は、肛門の周りの皮膚が切れることで起こる症状です。

原因として考えられるのは便秘や下痢の繰り返しなどで、これもいきみによって切れてしまったり、トイレットぺーパーで強く拭いたりしても肛門から出血してしまいます。

また排便時に痛みが強いことから、便をしないように我慢してしまう人もいるので、また便秘になり切れ痔が起こるという悪循環が起こるのも切れ痔の特徴です。

痔ろう

下痢などで肛門に細菌が入ってしまい、直腸や肛門に膿が溜まってしまうことを痔ろうと言います。

多い原因としては、肛門に炎症が起こってしまうと直腸や肛門の皮膚の間に、膿のトンネルができ痔ろうになってしまうことが挙げられます。

特に身体の抵抗力が弱くなっているときは、肛門に便が残っていると大腸菌などの細菌が入り込みやすくなりますので、なるべく便は出し切るようことを意識しておきましょう。

しかしいきみ過ぎるといぼ痔になる恐れもありますので、注意が必要です。

痔による肛門からの出血を抑えるために

痔からの肛門の出血を治すためには、痔の種類や原因について把握することも重要ですが、対処法や市販の薬についての知識も身に付けておくことも大切です。

痔になった時の対処法

痔は今までなったことのない人でも急に発症し、肛門から出血することも少なくありません。

そんな時のためにも知っておきたい出血の際の対処法は、

肛門の出血を確認

まずは肛門に痛みや何らかの違和感がある場合には、トイレットペーパーでお尻を拭き出血の有無を確認しましょう。

痛みと出血を抑える場合

切れ痔などで痛みがひどいときには、寝ているときもお尻を心臓の位置より高くするために腰にクッションを敷くと、痛みと出血が和らぎます。

出血がひどい場合

排便時のとき以外でも肛門から出血することが心配なときは、お尻にガーゼを当てておくことがおすすめです。

女性の場合ならば、出血のためにナプキンを付けておくのも良いでしょう。

痔には市販の薬が効果的!

肛門からの出血の症状が軽い場合は、市販の薬で改善することができます。

しかしどのタイプのものを使用すればいいのか、分からない人も多いかと思いますが、自分の痔の症状によって軟膏タイプが良いのか、注入タイプが良いのかが変わってきます。

切れ痔や外痔核の場合は軟膏タイプで十分ですが、内痔核の場合は直腸などにいぼができているため、注入タイプがおすすめです。

肛門からの出血を予防するにはどうしたらいいの?

肛門の出血を伴う痔の原因は、排便の問題が関係してきますが、これは日頃の乱れた食生活なども関係しています。

よって便の拭き残しが無いように、まずは肛門を常に清潔に保つことも大切です。

食生活

肛門に負担をかけないためには、食事で便を排出しやすいようにしておく必要があります。

特に便秘の場合は、朝起きてコップ1杯の水を飲むだけでも変わってきます。

そもそも便秘は切れ痔の大きな原因となりますので、食物繊維の豊富な野菜やヨーグルトなどもおすすめです。

肛門を清潔に

便の拭き残しは痔だけではなく、かぶれなども起こりやすくなる原因です。

よってトイレで排便後はウォシュレットを使用し、清潔に保つようにしておきましょう。

また入浴時に洗う際にはデリケートな部分でもありますので、洗うときに刺激を与え過ぎないように注意しておきましょう。

生活習慣

肛門周辺がうっ血を起こすと痔になってしまうので、長時間座ることの多い人や運動不足な人はライフスタイルから見直すようにしましょう。

仕事で長時間座ることの多い場合には、トイレ休憩するなどしてこまめに立ち上がるようにすることがおすすめです。

座りっぱなしはお尻に負担をかけ、血行が悪くなってしまいますので同じ姿勢が続くことは避けるようにしましょう。

いかがでしたか?

肛門から出血してしまう痔の悩みは、放置すると早いスピードで悪化してしまいます。

よって、症状が出たらすぐに対処して再発を予防しておきましょう。