いつも清潔にしているのにもかかわらず、知らないうちにお尻にぶつぶつができていると「なぜだろう?」と頭を悩ませてしまいますね。

これはもしかしたら汗疹かもしれません。つまり「あせも」です。

実は今、このお尻のあせもに悩まされている人が多いのです。

そこで今回は、このお尻に出来たあせもについてのお話をご紹介します。一人で悩まずに、このようなこともあるのだということをしっかりチェックしてくださいね。

お尻のぶつぶつにはあせもの可能性があります

いつも全身綺麗でいたい、という乙女心をまるで踏みにじるかのようにできるお尻のぶつぶつ。見ると泣きたくなりますね。

実はこのぶつぶつは、あせもということが考えられます。

お尻には3種類のあせもがあった

あせもには以下の3種類があり、汗を分泌する汗腺が汗でふさがれた状態により、症状の違いがあります。

水晶様汗疹

皮膚の角層のすぐ下で汗腺がふさがれた状態で、3種類の中で一番軽症です。小さな透明のぶつぶつでかゆみが無いため、そのまま放っておいてもいつの間にか消えていたということの多いあせもです。

お尻への影響は見た目が悪いということのみで、治療についてもほとんど考えなくて良さそうです。しかしこのぶつぶつが精神的に気になる場合は皮膚科受診を考えることも良いですね。

紅色汗疹

皮膚の表皮の中で汗腺がふさがれた状態で、赤い小さなぶつぶつができます。これはかゆみを伴いますが、かくと悪化して治りにくくなります。

私たちがあせもと考えているものはこの紅色汗疹のことですね。急激に大量にできることもあるあせもです。

お尻がチクチクしたわずかな痛みを感じることもありますが、かいて刺激を与えていなければ1週間ほどで治癒へと向かいます。

深在性汗疹

表皮の下の真皮まで汗腺がふさがれた状態で、青白いぶつぶつができます。これにはかゆみは無く、汗疹としては非常に珍しいものであり紅色汗疹の後にできることがあります。

かゆみが無いということから重要視されないこともありますが、真皮がふさがれているのですから汗は出にくくなります。そのため身体の水分調節が正常に行われず、めまいなどの身体の変調を引き起こす可能性もあります。

紅色汗疹が悪化すると化膿する可能性が高くなる

水晶様汗疹、紅色汗疹、深在性汗疹の順番で皮膚の奥まで汗腺が入り込み、ぶつぶつとなります。

特に症状としてはかゆみを伴う紅色汗疹の可能性が高くなりますので、かかない工夫が大切です。一度かくと綺麗な皮膚をしたお尻の状態のままでいることは難しいということにもなりかねません。

つまり皮膚に刺激を与え、かくという行為を行いますと、そこからばい菌が入り化膿することが考えられますので、かかない工夫が大切です。

お尻にあせもが出来る原因はエクリン腺にあった

お尻のあせもは汗腺との関わりが非常に大きいのですが、この汗腺とはエクリン腺と呼ばれるものです。

お尻のぶつぶつと2つの汗腺

汗が分泌される汗腺にはアポクリン腺とエクリン腺という2つの汗腺があります。

アポクリン腺

わきの下や耳などに存在し、毛穴と密接につながっています。分泌される汗には脂質やタンパク質などが含まれていて、元々ニオイはしないのですが分泌された時に菌が付くことにより、嫌なニオイがします。ワキガなどがこの例です。このアポクリン腺は、思春期頃から活発に作用し始めます。

エクリン汗腺

身体のあらゆる部分に存在し、私たちの汗はこのエクリン汗腺から分泌されるものがほとんどです。200万~500万という非常に多数の汗腺があると言われていますが、そこから分泌される汗はほとんどが水でありにおいはしません。

このエクリン汗腺から分泌される汗が異常に出ることで皮膚が刺激を受け、できるものがあせもです。

お尻のあせもの原因を引き起こすきっかけとは?

お尻に大量の汗をかくということは

  • 通気性の悪い下着や洋服
  • 長時間の椅子への座りっぱなし

という状況が作り出します。

お尻の汗が気になる時にはにじんだ汗が気になってトイレに駆け込みその部分を確認したくなりますね。しかし、状況が許さなければお尻にかいている汗もそのままになってしまい、いつの間にかにじんだ部分も乾いてしまいます。

すると人の目は気にならなくなったものの、後には汗が原因となりあせもを作ります。

お尻にあせもが出来やすい人は、多汗症の人

周りを見渡してみるとお尻に汗をかきやすい人もいれば、ほとんどそのようなことはない人もいるようです。これは汗をかきやすい人に共通する、多汗症という症状があります。

多汗症は何らかの原因により身体にストレスがかかり、自律神経が乱れて正常な発汗作用ができずに、汗をかいてしまう症状です。また、更年期障害によるものも原因の一つとなり女性ホルモンが乱れ、発汗作用の乱れを引き起こします。

お尻に汗をかくことは恥ずかしいけど汗は大切なもの

お尻に限らず汗は何かとかかない方が良い、と思われがちですね。しかし発汗という作用は私たちが生きる上で非常に大切なことです。

そのため良い汗をかけるような工夫ができると便利ですね。

汗をかくということはバリア機能が働く

汗には皮膚を守るという大切な役割があります。

皮膚のターンオーバー作用の促進

汗をかくことにより皮膚は湿り気を帯び、皮膚が硬くなる可能性が低いです。

皮膚のバリア機能を守る

皮膚についている菌が繁殖し皮膚に入り込む事を汗により防ぎます。

体内酵素を守り皮膚の免疫力を高める

体内酵素は私たちが活動する上で、免疫力を高め健康体でいる為に必要なものですが、42℃以上になると壊れてしまします。汗は発汗することで体温調節をしますので体温が上がり過ぎる事を防ぎ、体内酵素を守ると同時に免疫力を高め皮膚を守ります。

このように適度に汗をかくことは、お尻の皮膚を守ることにもなりますね。

お尻の汗をかいた後の対処

では良い汗をかき、お尻のあせもに悩まされないようにするためにはどうしたらよいのかと言えば、汗をかいた後の対処をしっかりと行えばよいだけです。

通気性または吸水性の良い下着や洋服の着用

なるべく湿気がこもらないような素材を選び、通気性を良くすることであせもを防ぐことが期待できます。

また吸水性が良い素材であれば汗を吸い取りますので、汗をかいたままということを防ぐことができます。そのためあせも対策になりますね。

適度な休憩を入れる

精神的にストレスがかかれば汗も出やすくなります。そのため適度に休憩を入れリラックスできる状態を作ることも大切です。

もしこの時お尻に汗が出ていたらトイレで拭くこともできますので、安心して仕事を続けられますね。
 

パッドの使用

どうしても汗が出てしまい防ぎようが無いこともあります。薄いパッドを下着に着けることは、多少の抵抗があるかもしれませんが、汗が出たままの状態で長時間過ごし、あせもができてお尻が汚くなるよりも良い場合もありますよ。

目的はお尻のあせもを治し、予防すること

お尻の汗は後姿が汗でにじんでいるのではということが気になりますし、あせもがたくさんできて大切なお尻が汚くなってしまいます。

お尻に出た汗の対処と予防対策にしっかりと取り組みましょう。見た目も大切ですが、綺麗なお尻を守ることも大切ですよ。